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『華Doll*』ラストアルバム「Human or Doll: Answer」出演者収録後インタビューと原作者R/0よりメッセージ到着
原作「華Doll*」がついに完結!
ラストアルバムとなる『華Doll* 4th season Human or Doll: Answer』収録後に、
出演者の方々にインタビューをさせていただきました。
また、後半には原作者R/0よりメッセージを掲載しています。ぜひ最後までご覧ください。
※こちらはWEBに公開されたインタビュー記事のノーカット版となります。
ラストアルバムとなる『華Doll* 4th season Human or Doll: Answer』収録後に、
出演者の方々にインタビューをさせていただきました。
また、後半には原作者R/0よりメッセージを掲載しています。ぜひ最後までご覧ください。
※こちらはWEBに公開されたインタビュー記事のノーカット版となります。
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[キャスト]
影河凌駕:濱野大輝
八代刹那:堀江瞬
灯堂理人:伊東健人
チセ:駒田航
如月 薫:土岐隼一
結城眞紘:山下誠一郎
清瀬陽汰:増田俊樹
※以下敬称略
影河凌駕:濱野大輝
八代刹那:堀江瞬
灯堂理人:伊東健人
チセ:駒田航
如月 薫:土岐隼一
結城眞紘:山下誠一郎
清瀬陽汰:増田俊樹
※以下敬称略
出演者収録後インタビュー
──『華Doll*』が、本アルバムで最終巻を迎えました。まずは収録の感想をお願いします。
影河凌駕/濱野大輝さん(以下、濱野): Anthos*のメンバーも天霧プロダクションの華人形プロジェクトの一端だったので、 そこについて回る因果みたいなものが彼らにもちゃんと回ってくるんだな、と。
みんなそれぞれ因果を抱えながらエンディングを迎えたっていうのが、物語として凄くリアルだなと思いました。ドールではあっても人生をちゃんと歩んでるっていうところがリアリティがあっていいなって。
八代刹那/堀江瞬さん(以下、堀江):ある種、ちゃんと終えられたという安堵と、 いい意味で未練なくと言うか。さよならっていう気持ち。あのエンドは僕の中ではとても良い、優しいエンディングだったなと思いましたし、凌駕との最後のやり取りもなんかめちゃくちゃグッと来ましたね。
灯堂理人/伊東健人さん(以下、伊東):なんか、難しいですけれど「何が幸せで、何が残酷なのか」……まだどちらにも取れる。理人とチセにおいてはそういうエンディングだったんですけれども、本当にもう、理人が言った通りだと思います。
誰にも否定はさせないというか、ここまで思われたら、もう何も言うことはないかなって思いますね。
多分聞いている方も同じように「もっといいグッドエンド」を想像してしまうと思うんです。理人とチセにおいては、それが顕著な二人だと思うので。僕もいま収録直後なので、何とも言えない虚しさを抱えてしまっていますね。「これからどうなるんでしょう」とも言えないですし。
チセ/駒田航さん(以下、駒田):寂しいですね。ずっと「どういうことが起きていたんだろう」を追い求めて、キャスト陣も僕もドラマを追ってきた中で、「ああ、全部判明した今ちょっと寂しく感じちゃうな」という気持ちも大きいですね。
あと、理人とチセの組み合わせは、最終巻の終わりが一番振れ幅が大きいですね。トラウマを抉るシーンはいっぱいあったんですけれど、やっぱり最後が一番大きいかなという気がしますね。
如月薫/土岐隼一さん(以下、土岐):例えば、誰かにとっての幸せって、他の人からすれば全員が全員“幸せ”だとは思わないと思うんですよね。というものが今回はすごくあった気がしていて。彼らの中に今あるものの中で1番の幸せをそれぞれが選んだのかなっていう。
収録を終えての感想と言ったら、僕の中では「よかったね」っていう言葉が今一番頭の中に出てきてますね。全員に対してよかったねって言いたいと思います。
結城眞紘/山下誠一郎さん(以下、山下):残念ながらスケジュールの都合もあって全員で録ることはできなかったんですが、もうここまで来たら心配いらないと言うか。 きっと最善の形で綺麗にパッケージングできるんだろうなって信頼があって。なんか、今もあんまり実感があまりないと言うか、そんな感覚です。
寂しさというよりは不思議な気持ちですね。今日の収録でも最後にいつもの陽汰がまた見られてちょっとスッとしました。
最後の薫と陽汰のやりとりってこれまでも特別な、いわゆる ペアとして機能していた部分もあったから。 最後にそれが見られただけで「はー」って。今回、物理的にいつもの倍ぐらいのボリューム感での収録だったので。でも本当にそこもチームワークで、支えられてなんとかやれたような気がしています。
清瀬陽汰/増田俊樹さん(以下、増田):いろんな見方でね、ハッピーエンドと捉えられる人もいれば、「うわあ、こういうエンディングになるんだ」って捉える人がたくさんいる終わり方をしていると思います。
陽汰を演じてきた側としては「くそーっ! 逃げ切れんかった」と(笑)。部屋の中に連れて来られてさ、もう最後の最後で「ああ……」みたいな。いやでも、だいぶ前からあっち側に行った方々大変だったろうなって。僕はたった1枚でしたけど、心を動かさないようにするから、我々役者としては達成感だったり手応えだったりがない収録が続くのか……。
しかも僕はあの、抗うとかもほぼほぼなくで。基本的にドール化してる状態の描写の方が淡々とした、初期の刹那みたいな状態だったんで。 なんかこう、僕の中では絶妙に前半で出し切って収録を終えたなって感じはしました。
——今回のアルバムでストーリー、またはご自身の演じるキャラの見どころ、注目ポイントをあげるとしたらどこでしょうか?
濱野:みんなに共通するところでもあるんですけれど、凌駕としては智紘と眞紘と、あとは華人形プロジェクト、天霧プロダクションに、 やっと一区切りつけられたという。
ずっとそれを追い求めてきたと言うか、自分にとっての答えみたいなものを探し続けてきていたので、 それを凌駕の口からちゃんと語られているというのは、見どころなんじゃないかなと思いますね。
堀江:それぞれ陣営に分かれて「天霧ぶっ潰すぞ」と。あそこのシーンは、なんかすごく なんかバトル漫画みたいな(笑)。そこに刹那が加入するっていうのも、すごく面白い展開だなと思いました。今までの『華Doll*』にないエッセンス を感じさせる展開で、ワクワクしました。
伊東:理人としては、本当に最後のチセと「ようやくお互いを全てさらけ出せたシーン」かな、と思います。あと最後のライブで言ったことも、理人にとっては本当で。最後の最後、ここまで来て、結局理人はあまり自分のことを見てないんですよね。今回の話を通して、「理人って最後の最後まで他人(ひと)のことを見てるんだな」と思いながら読んでいました。
駒田:チセ君に関しては、しばらくほぼドール状態で。無気力というか、特定の状況を満たさない限りは本当に「我を失っている」ような状態が続いていたんですけれど、"琴線に触れる部分"とか、本当に大事に思っているところに関しては、ドール状態でもかすかに千勢なりチセの我が滲むというか。抗いなのかもしれないですけれど、そういうシーンにリアリティがありました。
長いドラマシリーズでいろんな喜怒哀楽を演じてきて、「ああ、こう考えるよね」というのがストーリーに踊らされるのではなく、自然な流れで「こういうセリフ、確かに言うだろうな」「こういう立ち回りになるよね」が分かる。
答え合わせまでいかなくても、みんなが『華Doll*』のストーリーをしっかり理解した上で最終回をなぞった感覚になれたというか。ゆえに、一人ひとりのキャラクターに感情移入しやすい最終巻だったなと思います。
いろんなエンディング、美しさがある中で、一つの最適解を見たかなと思いましたし、最後の最後で理人がチセに全部を見せてくれたのが、彼にとっての「最後のドールの扉を開く一手」だったと思うと、辛いけど幸せだったろうなという気持ちになれましたね。その最後のシーンも含めて聞いてほしいなと思います。
土岐:話の根幹として薫君は、いろいろなものを気づかせてくれる要素であったと思うんです。だからこそ、薫君はどうなってしまうんだろうか、と薫君ファンのAntholic以外のみんなも、色々想像をされていたとは思うんですけれど、僕自身もこの最後の台本を見るまで、その着地点っていうのはわからなくて。ただ見た時に「うん、やっぱ彼はそのチョイスをしたな」と思いました。
この最終巻の台本をいただく前にも、なんとなく僕の中でも想像はしていたんですけれど、きっと彼は自分として生き抜いて死ぬよりも、たとえ自分というものがいなくなっても、自分と周りの幸せと夢を叶えるっていう選択を取るんじゃないかなって。最終の決断として彼がああいう選択をした時に、少なくとも僕は違和感を感じなかったというか、彼が彼のまま居続けるための最良の選択をしたのじゃないかなって思います。
僕は彼なりの最高のハッピーエンドを迎えられたんじゃないかなって思いますし、薫だけじゃなくて、理人とチセだったりとか、それこそ薫と一緒に陽汰もああいう選択をしたり、凌駕、眞紘、刹那っていう3人がああいう選択をして。それぞれの選択肢が正しいっていうのはわからないですけれど、納得のいった選択をそれぞれがしたんじゃないかなって思っていて。
一言で言うなら、僕は一切モヤモヤしていない、とてもすっきりしたエンディングを迎えられたなと思っています。
山下:結果的に「Loulou*di(ルルディ)」とも「Anthos*」も色々あったし、眞紘と亜蝶も色々あったけれども、亜蝶と出会っていなければ、こうはならなかったのかっていう、バタフライエフェクト的な。あの時会っていたから、これができたって思うと、かけがえのない感じと言うか、 一期一会と言うか。
そういう全てに、今までの出会いとか経験が積み重なって、この大勝負を成し遂げたんだって思うとすごく、ぐっとくるものはありましたね。眞紘の、演技上手だねと言われていた部分に加えて、 眞紘の素養と亜蝶という存在がいたっていうのは、 最後に先輩から背中を押してもらったのかな、といったようなことを考える余地やエモさがある気がして、僕はそこにぐっときましたね。
増田:今まで彼らが 選んできたと思わされていた選択を、初めて自分たちのなかで決断したというところが、僕の中では最終巻の見どころかなと。 初めて自分たちが色んなしがらみから逃れようとしたと言うか、本当の本当に大事にしたいものを決めたっていうのが、見どころ聞きどころなのかなと感じましたね。
——今回のCDに収録される楽曲「Answer.」「Swan song」の聴きどころ、注目してほしい点など教えてください。
濱野:『BIRTH』から始まったAnthos*の物語…「Answer.」と「Swan song」は、その最後として相応しい爽やかさと寂しさを併せ持った楽曲です。歌詞の節々から、彼らの希望と現実が滲み出てメロディにのせてAntholicを侵蝕するような…心地よさに潜む狂気を覗き見て貰いたいです。
堀江:今回は特に歌詞の歌い分けに注目しながら聴くとより世界を堪能できる気がします。
刹那としては、特に。歌い分けからここまで苦しくさせるなんて。最後の最後に本当に憎い仕掛けを…と思いました。心して、聴いてください。
伊東:みんなそれぞれ、気持ちを込めて歌っていると思います。みんなのハーモニー、声の広がりを感じて欲しいと言う気持ちは、今までで一番です。理人の心境としては、今までにないほどに心穏やかに、かつ歌を届ける対象へピントを最大限に合わせるイメージで歌っています。
駒田:「Answer.」と「Swan song」、どちらも『華Doll*』楽曲としての集大成になります。どちらも共通しているのは美しさだなと感じました。旋律、歌詞、声の重なりが美しく、そしてどこか切なく繊細。
これで良かったのかな、これで良かったんだ。と、「Answer.」というタイトルでありながら、この自問自答は終わらないのかもしれないと感じさせるのに、曲調は爽やかで晴れやかなのが刺さります。
「Swan song」は、みんなの身体、心、華とが決して一つになっていなかったものが、彼らの想いがついに同じ方向に昇華されたのかな?と思わせる深さがあって、繰り返されるフレーズが美しい哀愁を孕んでいて、『華Doll*』って凄いと感じさせられた一曲です。
土岐:まずは「Answer.」から。僕はこの曲を、本編を聞いた後に改めて聞いてほしいなって思う部分がありまして。今回の最終章を経て思うことは、彼らが何を求めてここまで走ってきて、1つの着地点を迎えたのかっていうことを、この曲が伝えている気がしていて。だからこそ、この曲を聴いた後にドラマを聞くのと、ドラマを聞いた後にこの曲を聞くので、全然雰囲気が変わってくるんじゃないかなって思います。
この6年間歩んできて、彼らが思ったことと同時に僕たちが感じてきたことが、1つ1つのフレーズに全部入ってるなって。自分の思いを伝えていくっていうのが、すごく気持ちよかったなって思いますね。
一旦は区切りがついたけれど、彼ら7人はずっと続いていくっていう雰囲気がこの曲からも感じられたので、よかったなっていうのと、薫君って呼吸をするっていうことをとても大切に思っていて。それを最後まで曲として表現してくださっていて、僕自身も最後にこの曲を歌わせてもらえてよかったな、なんて思います。
続いて「Swan song」になるんですけれど、「スワンソングってなんだろう。白鳥の歌?」って思って。アーティストたちの最後の曲っていう意味があるって聞いて、鳥肌が立ちましたね。
やっぱり『華Doll*』のA面とB面って、日の当たる部分と、ちょっと影の部分がどの曲にもあって、この曲も最後までいい緊張感のある楽曲になっているなって感じつつ、「Anthos*」としての、アイドルのあり方みたいなものを最後まで表現しきった曲なのかなと。
いろんな形があるとは思うけれど、きっとAntholicのためにずっと歌い続けようっていう意志を感じることができて。最後の最後に、彼らの意志みたいなものを強く強く感じられる楽曲だったかなと思います。
今回の「Answer.」と「Swan song」もそうですけれど、ある種彼らって永遠の存在ですから。その永遠の存在であることを皆様の心にも植えさせていただいて、一生楽しんで聴いていただけたらなと思います。僕も聞くので、またどこかで歌える日を楽しみにしております。
山下:「Answer.」では曲中に英語フレーズでの会話があり、今までにない難しさがありました。日本語訳すると本編とのリンクが感じられたり、眞紘と凌駕の関係性にも想いを馳せる事ができるのではと思います。
「Swan song」が最後のレコーディングでした。メロディや歌詞に切なさを感じつつ、この『華Doll*』の答えがそこにあるような、長かった旅の終わりのような達成感もありました。完成した音源を楽しみにしています。
増田:これが最後の楽曲だと言わんばかりの構成になっています。まどろみながらも、僕らが目指してきた道の果て。この最後をどう受け取るかは、僕らと皆さんそれぞれにあります。彼らを忘れないで。いつまでも。
——CDを聴くファン、また最後まで応援してくれたファンへのメッセージをお願いします。
濱野:最終巻となりましたが、まずは手に取っていただいて、ドラマ、楽曲を聴いていただきありがとうございます。明るい物語もそうでないところも、いろんな「Anthos*」の姿を 見せられたんじゃないかなと。
「Anthos*」の周りの素敵なキャラクターたちが、 この『華Doll*』の世界観を作り上げてですね、そこに共感してくださったりとか考察でいろんな考えを巡らせてくださったりした皆さんがいるからこそ、こうして最後のグランドフィナーレを迎えられたんじゃないかなと思います。
『華Doll*』のドラマは一旦完結っていう形になると思うんですけれども、 楽曲だったりはずっと生き続けます。それをたくさん聴いていただいて、このドラマの中のAntholicのように、「Anthos*」がいたという形跡を、皆さんの中で色濃く残していただけていたら嬉しいです。
またどこかお会いできることがあれば嬉しいですけれど、その時はどういう形になるのかっていうのはわからないので未来をちょっと楽しみに。これからも「Anthos*」のことを応援してくれれば、と思います。
堀江:今日この収録を終えて、 一つの人生と言うかドラマを生き切ったなっていう感覚があります。Antholicの皆さんにとっても、普段なかなか味わえないような体験をしていただけてるんじゃないかなと思います。
僕は途中参加でしたけれども、歌の難しさの衝撃は今でもすごく鮮明に覚えていて。それまで、歌唱の収録で 「あ、これ無理かも」って思うことがなかったんですが、『華Doll*』は高難易度過ぎて、ちょっと挫けそうになるくらい難しかったです。
そういう出会いとか難しさとの出会いみたいなのもあって、それがすごく印象的で。少しずつ声優としてもパワーアップしていくにつれて、だんだん刹那としての歌い方とか、難しい楽曲に対しての向き合い方みたいなものも分かってきて。僕自身もすごく成長させていただいたようなコンテンツになったなと思います。
ここまで聞いてくださり、応援してくださり、本当にありがとうございました。一旦完結 ではありますけれども、またいつかどこかでお会いできるのでしょうか? お会いできると いいですね。ありがとうございました。さよなら。
伊東:『華Doll*』がスタートして、「Anthos*」も「Loulou*di」も本当にいろんなことを、お話としてもやってきましたし、楽曲もすごい楽曲数で、トータルでたくさん歌ったし、ライブとかも披露しました。
そういったものを、全部"思い出の話"にはまだしたくないんですけれども……僕としては、急に「ライブやるぞ」と言われたら「おーっ」と言って、やるつもりではいます。区切りの今だ、というときにまた集まれたら、それはそれで楽しいんじゃないかなと思います。
あとは何より、始まりからちゃんとゴールテープまでを走り続けて、ゴールができたということが僕は嬉しいですし、皆さまもきっとそう思ってくれていると思います。
なので、ここから先はもう皆さまの出番ですよね。この前後に何があったのか補完するだったり、この後どうなったのかといったところを想像してもらったり。こういう物語って、そういうところで人の中で完成するのかなと思うので。
ぜひこれからも、皆さまの中で『華Doll*』を――花を育ててみたりなんかしてくれたら、エモいんじゃないかなって思います。……なんか、いいこと言ったふうに締めたくなくて、ふざけました(笑)。「それで花は完成します」みたいな格好つけたくなかったんです。ありがとうございました。
駒田:長い間ドラマシリーズをずっと追ってくださって、応援してくれた方々には本当に感謝しています。イベントも開催してきた中で、全部とても好評で、たくさんの人に見てもらって、来てもらって。地道に進めてきたコンテンツなので、皆さんの一つの"愛の形"が終結したというのが個人的に寂しい、そして嬉しい気持ちが大きいです。
本当にどのドラマをとっても、適当や手抜きが一切感じられない"密度の濃いもの"を最後まで送り届けられたんじゃないかなと思いますし、キャラクターとしての感情表現も、イチ役者としても非常にやりがいや良い経験を得られたと思うぐらい、無理やりではない自然な感情の動きが多かったです。
SF要素が少しある分、想像しなかった展開におかれた時の感情の動きとか、立ち回りとかもすごく面白くて、イチファンとしても、イチ演者としてもすごく充実した時間だったなと思いました。
完結したことによってパッケージが全部揃ったということは、新しく見始めてくれた人が一気に楽しめる。そういう良さもあると思いますし、これからまた"花の種"じゃないですけれど、ここから少しずつ広がっていくような気もします。
お話の中では「一つの応援する対象に対してどういう気持ちを抱くのか」「応援する対象にどうあってほしいのか」という、推し活が流行っている時代だからこそのテーマ性を持って送り届けた気がしています。
もう一度聞くことで、自分の中で思っていたことや「確かにな」「どうなんだろう」と考えるきっかけがまた生まれるのかなと思いますし、終結したことによって、より面白い・より楽しめるものになったのかなと思うと――『華Doll*』末恐ろしいと思いました。
本当に、楽曲を含めて非常に楽しい作品に関われて幸せです。これからもいっぱい咀嚼し直して、「いろんなものが込められてたんだな」と、パッケージ絵や歌詞、セリフ、色んなところに布石があったというのを、みんなで振り返るのもこれからの楽しみかなと思います。
土岐:全ての、『華Doll*』というコンテンツに関わってくれた人、そして聞いてくれた人たちに、ありがとうございました、という言葉をまずお伝えしたいなと思います。
やっぱり、心を穏やかにずっと聞いていられるコンテンツではなかったと思っていて。明るく楽しい部分があればあるほど、この話の根幹の暗い部分っていうものにも目を背けちゃいけなくなってきて。どんどん話の根幹に触れていくにつれて、Antholic全体が、この話の着地点をどの気持ちで迎えるんだろうって。多分大変だったろうな。
でも、このCDを最後まで聞いてくれて僕は本当に嬉しいし、言葉通り、あなたたちは最高のAntholicですっていう風に、僕も、ちょっと身勝手ではありますけれども、薫君の代わりに伝えさせていただいたきたいなって思います。
お話にもありましたが、別にだからといってここで「Anthos*」たちが終わるわけではないですし、彼らなりの選択をこれからもしていくと思います。花がまた芽吹くように、もしかしたらまた彼らをどこかで見られるかもしれない。わからないですけれども。
2019年あたりからスタートしてますから、6年間になるのかな。皆様と「Anthos*」と、そして我々運営チームが歩んできた6年間は、かけがえのない6年間だったなって僕も思っています。きっとその思いはみんなにもあると思うので、この思い出を、いつでもまた芽吹かせられるように、僕の中の種として大切にとっておこうかなと思います。僕も、またどこかで薫君を見られる日が来ますようにと思いつつ。
最後まで聞いてくださって、「Anthos*」を応援してくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
山下:本当に何よりも、まずはここまで応援してくださりありがとうございます。世の中にコンテンツが数多ある中で、無事に走りきれるっていうのはとても貴いことだなと思いますし、この最後を聞いた皆さまにとって特別な作品になったのでは、という自信も自負もあります。
「Are you a thinking reed?」あなたは考える葦ですか?って、この作品が常々テーマとして掲げていたことがふーっと染みているような感じがしています。作中の彼らと同じように、言われるがままじゃなくて自分で考えて自分で決断することっていうことの大切さを教えてくれていたような、描いてくれていたような作品だなって思います。 単純にコンテンツとして歌や芝居、キャラクターたちの魅力を楽しむのと共に、あなた方Antholic1人1人の人生にとってプラスになればいいなと思う次第であります。
個人的には眞紘とは二人三脚という形で収録から考えると足かけ6、7年やってきて。スタートもいわゆるコロナ禍のタイミングだったり直前かっていう時期だったので、激動のなか始まったコンテンツだなと思いつつ、気づけば眞紘が、彼らがそばにいて。会えば楽しい素敵なコンテンツっていうところで、ルーティーンみたいになっていたんですけれど、それがなくなるのかと思うとちょっと、やっぱり寂しさはありますね。
ただ、まだちょっとふわっとしているというか、実感がないっていうのが正直なところで。今の時点では、先々にイベントも控えておりますので、まだまだ頑張らねばっていうところもありますし。
この時代的に形として残って、たくさんの人に楽しんでもらえる余地があると思うので、まずは皆さんで完結を感じていただいて。忘れた頃にふっと思い出して曲を聴いて懐かしんでくれたりしたら、望外の喜びと言うか、関わってきたものにとっては幸せなのかなと思っております。
ライブ会場に来てくださったりだとか、日々CDやグッズなど買ってくださったりという、皆さんの応援のおかげでコンテンツがここまで走りきれたと思うので、本当に感謝でございます。 ぜひ引き続き、皆さまの人生の特別な1枚であるように願っております。ありがとうございました。
増田:今回のCDを聞いている方々は、本当にきっと最初からここまで応援し続けてくれて きた人たちだと思いますので。まずは感謝といいますか。
最初の時に、この結末を誰が想像していたのか、 というぐらい、本当に僕もアイドルとしての作品だと思って携わってきたら、アイドル作品の皮をかぶった話だという話も途中から出てきて。僕らも騙されていたような気持ちになったりとか。結末自体をどう捉えるかは、聞き手次第だと思いますので、皆さんの中で良い思い出になればいいなと思います。
いや、でもね、本当おとぎ話にはならなかったですね。僕は、最終的にはみんな分かりやすくハッピーエンドを迎えるものかな、と変な希望を持ってたんですけど。ちゃんとしっかりと「おとぎ話のような現実の話」でした。いつかまた、何かありましたらよろしくお願いします。
影河凌駕/濱野大輝さん(以下、濱野): Anthos*のメンバーも天霧プロダクションの華人形プロジェクトの一端だったので、 そこについて回る因果みたいなものが彼らにもちゃんと回ってくるんだな、と。
みんなそれぞれ因果を抱えながらエンディングを迎えたっていうのが、物語として凄くリアルだなと思いました。ドールではあっても人生をちゃんと歩んでるっていうところがリアリティがあっていいなって。
八代刹那/堀江瞬さん(以下、堀江):ある種、ちゃんと終えられたという安堵と、 いい意味で未練なくと言うか。さよならっていう気持ち。あのエンドは僕の中ではとても良い、優しいエンディングだったなと思いましたし、凌駕との最後のやり取りもなんかめちゃくちゃグッと来ましたね。
灯堂理人/伊東健人さん(以下、伊東):なんか、難しいですけれど「何が幸せで、何が残酷なのか」……まだどちらにも取れる。理人とチセにおいてはそういうエンディングだったんですけれども、本当にもう、理人が言った通りだと思います。
誰にも否定はさせないというか、ここまで思われたら、もう何も言うことはないかなって思いますね。
多分聞いている方も同じように「もっといいグッドエンド」を想像してしまうと思うんです。理人とチセにおいては、それが顕著な二人だと思うので。僕もいま収録直後なので、何とも言えない虚しさを抱えてしまっていますね。「これからどうなるんでしょう」とも言えないですし。
チセ/駒田航さん(以下、駒田):寂しいですね。ずっと「どういうことが起きていたんだろう」を追い求めて、キャスト陣も僕もドラマを追ってきた中で、「ああ、全部判明した今ちょっと寂しく感じちゃうな」という気持ちも大きいですね。
あと、理人とチセの組み合わせは、最終巻の終わりが一番振れ幅が大きいですね。トラウマを抉るシーンはいっぱいあったんですけれど、やっぱり最後が一番大きいかなという気がしますね。
如月薫/土岐隼一さん(以下、土岐):例えば、誰かにとっての幸せって、他の人からすれば全員が全員“幸せ”だとは思わないと思うんですよね。というものが今回はすごくあった気がしていて。彼らの中に今あるものの中で1番の幸せをそれぞれが選んだのかなっていう。
収録を終えての感想と言ったら、僕の中では「よかったね」っていう言葉が今一番頭の中に出てきてますね。全員に対してよかったねって言いたいと思います。
結城眞紘/山下誠一郎さん(以下、山下):残念ながらスケジュールの都合もあって全員で録ることはできなかったんですが、もうここまで来たら心配いらないと言うか。 きっと最善の形で綺麗にパッケージングできるんだろうなって信頼があって。なんか、今もあんまり実感があまりないと言うか、そんな感覚です。
寂しさというよりは不思議な気持ちですね。今日の収録でも最後にいつもの陽汰がまた見られてちょっとスッとしました。
最後の薫と陽汰のやりとりってこれまでも特別な、いわゆる ペアとして機能していた部分もあったから。 最後にそれが見られただけで「はー」って。今回、物理的にいつもの倍ぐらいのボリューム感での収録だったので。でも本当にそこもチームワークで、支えられてなんとかやれたような気がしています。
清瀬陽汰/増田俊樹さん(以下、増田):いろんな見方でね、ハッピーエンドと捉えられる人もいれば、「うわあ、こういうエンディングになるんだ」って捉える人がたくさんいる終わり方をしていると思います。
陽汰を演じてきた側としては「くそーっ! 逃げ切れんかった」と(笑)。部屋の中に連れて来られてさ、もう最後の最後で「ああ……」みたいな。いやでも、だいぶ前からあっち側に行った方々大変だったろうなって。僕はたった1枚でしたけど、心を動かさないようにするから、我々役者としては達成感だったり手応えだったりがない収録が続くのか……。
しかも僕はあの、抗うとかもほぼほぼなくで。基本的にドール化してる状態の描写の方が淡々とした、初期の刹那みたいな状態だったんで。 なんかこう、僕の中では絶妙に前半で出し切って収録を終えたなって感じはしました。
——今回のアルバムでストーリー、またはご自身の演じるキャラの見どころ、注目ポイントをあげるとしたらどこでしょうか?
濱野:みんなに共通するところでもあるんですけれど、凌駕としては智紘と眞紘と、あとは華人形プロジェクト、天霧プロダクションに、 やっと一区切りつけられたという。
ずっとそれを追い求めてきたと言うか、自分にとっての答えみたいなものを探し続けてきていたので、 それを凌駕の口からちゃんと語られているというのは、見どころなんじゃないかなと思いますね。
堀江:それぞれ陣営に分かれて「天霧ぶっ潰すぞ」と。あそこのシーンは、なんかすごく なんかバトル漫画みたいな(笑)。そこに刹那が加入するっていうのも、すごく面白い展開だなと思いました。今までの『華Doll*』にないエッセンス を感じさせる展開で、ワクワクしました。
伊東:理人としては、本当に最後のチセと「ようやくお互いを全てさらけ出せたシーン」かな、と思います。あと最後のライブで言ったことも、理人にとっては本当で。最後の最後、ここまで来て、結局理人はあまり自分のことを見てないんですよね。今回の話を通して、「理人って最後の最後まで他人(ひと)のことを見てるんだな」と思いながら読んでいました。
駒田:チセ君に関しては、しばらくほぼドール状態で。無気力というか、特定の状況を満たさない限りは本当に「我を失っている」ような状態が続いていたんですけれど、"琴線に触れる部分"とか、本当に大事に思っているところに関しては、ドール状態でもかすかに千勢なりチセの我が滲むというか。抗いなのかもしれないですけれど、そういうシーンにリアリティがありました。
長いドラマシリーズでいろんな喜怒哀楽を演じてきて、「ああ、こう考えるよね」というのがストーリーに踊らされるのではなく、自然な流れで「こういうセリフ、確かに言うだろうな」「こういう立ち回りになるよね」が分かる。
答え合わせまでいかなくても、みんなが『華Doll*』のストーリーをしっかり理解した上で最終回をなぞった感覚になれたというか。ゆえに、一人ひとりのキャラクターに感情移入しやすい最終巻だったなと思います。
いろんなエンディング、美しさがある中で、一つの最適解を見たかなと思いましたし、最後の最後で理人がチセに全部を見せてくれたのが、彼にとっての「最後のドールの扉を開く一手」だったと思うと、辛いけど幸せだったろうなという気持ちになれましたね。その最後のシーンも含めて聞いてほしいなと思います。
土岐:話の根幹として薫君は、いろいろなものを気づかせてくれる要素であったと思うんです。だからこそ、薫君はどうなってしまうんだろうか、と薫君ファンのAntholic以外のみんなも、色々想像をされていたとは思うんですけれど、僕自身もこの最後の台本を見るまで、その着地点っていうのはわからなくて。ただ見た時に「うん、やっぱ彼はそのチョイスをしたな」と思いました。
この最終巻の台本をいただく前にも、なんとなく僕の中でも想像はしていたんですけれど、きっと彼は自分として生き抜いて死ぬよりも、たとえ自分というものがいなくなっても、自分と周りの幸せと夢を叶えるっていう選択を取るんじゃないかなって。最終の決断として彼がああいう選択をした時に、少なくとも僕は違和感を感じなかったというか、彼が彼のまま居続けるための最良の選択をしたのじゃないかなって思います。
僕は彼なりの最高のハッピーエンドを迎えられたんじゃないかなって思いますし、薫だけじゃなくて、理人とチセだったりとか、それこそ薫と一緒に陽汰もああいう選択をしたり、凌駕、眞紘、刹那っていう3人がああいう選択をして。それぞれの選択肢が正しいっていうのはわからないですけれど、納得のいった選択をそれぞれがしたんじゃないかなって思っていて。
一言で言うなら、僕は一切モヤモヤしていない、とてもすっきりしたエンディングを迎えられたなと思っています。
山下:結果的に「Loulou*di(ルルディ)」とも「Anthos*」も色々あったし、眞紘と亜蝶も色々あったけれども、亜蝶と出会っていなければ、こうはならなかったのかっていう、バタフライエフェクト的な。あの時会っていたから、これができたって思うと、かけがえのない感じと言うか、 一期一会と言うか。
そういう全てに、今までの出会いとか経験が積み重なって、この大勝負を成し遂げたんだって思うとすごく、ぐっとくるものはありましたね。眞紘の、演技上手だねと言われていた部分に加えて、 眞紘の素養と亜蝶という存在がいたっていうのは、 最後に先輩から背中を押してもらったのかな、といったようなことを考える余地やエモさがある気がして、僕はそこにぐっときましたね。
増田:今まで彼らが 選んできたと思わされていた選択を、初めて自分たちのなかで決断したというところが、僕の中では最終巻の見どころかなと。 初めて自分たちが色んなしがらみから逃れようとしたと言うか、本当の本当に大事にしたいものを決めたっていうのが、見どころ聞きどころなのかなと感じましたね。
——今回のCDに収録される楽曲「Answer.」「Swan song」の聴きどころ、注目してほしい点など教えてください。
濱野:『BIRTH』から始まったAnthos*の物語…「Answer.」と「Swan song」は、その最後として相応しい爽やかさと寂しさを併せ持った楽曲です。歌詞の節々から、彼らの希望と現実が滲み出てメロディにのせてAntholicを侵蝕するような…心地よさに潜む狂気を覗き見て貰いたいです。
堀江:今回は特に歌詞の歌い分けに注目しながら聴くとより世界を堪能できる気がします。
刹那としては、特に。歌い分けからここまで苦しくさせるなんて。最後の最後に本当に憎い仕掛けを…と思いました。心して、聴いてください。
伊東:みんなそれぞれ、気持ちを込めて歌っていると思います。みんなのハーモニー、声の広がりを感じて欲しいと言う気持ちは、今までで一番です。理人の心境としては、今までにないほどに心穏やかに、かつ歌を届ける対象へピントを最大限に合わせるイメージで歌っています。
駒田:「Answer.」と「Swan song」、どちらも『華Doll*』楽曲としての集大成になります。どちらも共通しているのは美しさだなと感じました。旋律、歌詞、声の重なりが美しく、そしてどこか切なく繊細。
これで良かったのかな、これで良かったんだ。と、「Answer.」というタイトルでありながら、この自問自答は終わらないのかもしれないと感じさせるのに、曲調は爽やかで晴れやかなのが刺さります。
「Swan song」は、みんなの身体、心、華とが決して一つになっていなかったものが、彼らの想いがついに同じ方向に昇華されたのかな?と思わせる深さがあって、繰り返されるフレーズが美しい哀愁を孕んでいて、『華Doll*』って凄いと感じさせられた一曲です。
土岐:まずは「Answer.」から。僕はこの曲を、本編を聞いた後に改めて聞いてほしいなって思う部分がありまして。今回の最終章を経て思うことは、彼らが何を求めてここまで走ってきて、1つの着地点を迎えたのかっていうことを、この曲が伝えている気がしていて。だからこそ、この曲を聴いた後にドラマを聞くのと、ドラマを聞いた後にこの曲を聞くので、全然雰囲気が変わってくるんじゃないかなって思います。
この6年間歩んできて、彼らが思ったことと同時に僕たちが感じてきたことが、1つ1つのフレーズに全部入ってるなって。自分の思いを伝えていくっていうのが、すごく気持ちよかったなって思いますね。
一旦は区切りがついたけれど、彼ら7人はずっと続いていくっていう雰囲気がこの曲からも感じられたので、よかったなっていうのと、薫君って呼吸をするっていうことをとても大切に思っていて。それを最後まで曲として表現してくださっていて、僕自身も最後にこの曲を歌わせてもらえてよかったな、なんて思います。
続いて「Swan song」になるんですけれど、「スワンソングってなんだろう。白鳥の歌?」って思って。アーティストたちの最後の曲っていう意味があるって聞いて、鳥肌が立ちましたね。
やっぱり『華Doll*』のA面とB面って、日の当たる部分と、ちょっと影の部分がどの曲にもあって、この曲も最後までいい緊張感のある楽曲になっているなって感じつつ、「Anthos*」としての、アイドルのあり方みたいなものを最後まで表現しきった曲なのかなと。
いろんな形があるとは思うけれど、きっとAntholicのためにずっと歌い続けようっていう意志を感じることができて。最後の最後に、彼らの意志みたいなものを強く強く感じられる楽曲だったかなと思います。
今回の「Answer.」と「Swan song」もそうですけれど、ある種彼らって永遠の存在ですから。その永遠の存在であることを皆様の心にも植えさせていただいて、一生楽しんで聴いていただけたらなと思います。僕も聞くので、またどこかで歌える日を楽しみにしております。
山下:「Answer.」では曲中に英語フレーズでの会話があり、今までにない難しさがありました。日本語訳すると本編とのリンクが感じられたり、眞紘と凌駕の関係性にも想いを馳せる事ができるのではと思います。
「Swan song」が最後のレコーディングでした。メロディや歌詞に切なさを感じつつ、この『華Doll*』の答えがそこにあるような、長かった旅の終わりのような達成感もありました。完成した音源を楽しみにしています。
増田:これが最後の楽曲だと言わんばかりの構成になっています。まどろみながらも、僕らが目指してきた道の果て。この最後をどう受け取るかは、僕らと皆さんそれぞれにあります。彼らを忘れないで。いつまでも。
——CDを聴くファン、また最後まで応援してくれたファンへのメッセージをお願いします。
濱野:最終巻となりましたが、まずは手に取っていただいて、ドラマ、楽曲を聴いていただきありがとうございます。明るい物語もそうでないところも、いろんな「Anthos*」の姿を 見せられたんじゃないかなと。
「Anthos*」の周りの素敵なキャラクターたちが、 この『華Doll*』の世界観を作り上げてですね、そこに共感してくださったりとか考察でいろんな考えを巡らせてくださったりした皆さんがいるからこそ、こうして最後のグランドフィナーレを迎えられたんじゃないかなと思います。
『華Doll*』のドラマは一旦完結っていう形になると思うんですけれども、 楽曲だったりはずっと生き続けます。それをたくさん聴いていただいて、このドラマの中のAntholicのように、「Anthos*」がいたという形跡を、皆さんの中で色濃く残していただけていたら嬉しいです。
またどこかお会いできることがあれば嬉しいですけれど、その時はどういう形になるのかっていうのはわからないので未来をちょっと楽しみに。これからも「Anthos*」のことを応援してくれれば、と思います。
堀江:今日この収録を終えて、 一つの人生と言うかドラマを生き切ったなっていう感覚があります。Antholicの皆さんにとっても、普段なかなか味わえないような体験をしていただけてるんじゃないかなと思います。
僕は途中参加でしたけれども、歌の難しさの衝撃は今でもすごく鮮明に覚えていて。それまで、歌唱の収録で 「あ、これ無理かも」って思うことがなかったんですが、『華Doll*』は高難易度過ぎて、ちょっと挫けそうになるくらい難しかったです。
そういう出会いとか難しさとの出会いみたいなのもあって、それがすごく印象的で。少しずつ声優としてもパワーアップしていくにつれて、だんだん刹那としての歌い方とか、難しい楽曲に対しての向き合い方みたいなものも分かってきて。僕自身もすごく成長させていただいたようなコンテンツになったなと思います。
ここまで聞いてくださり、応援してくださり、本当にありがとうございました。一旦完結 ではありますけれども、またいつかどこかでお会いできるのでしょうか? お会いできると いいですね。ありがとうございました。さよなら。
伊東:『華Doll*』がスタートして、「Anthos*」も「Loulou*di」も本当にいろんなことを、お話としてもやってきましたし、楽曲もすごい楽曲数で、トータルでたくさん歌ったし、ライブとかも披露しました。
そういったものを、全部"思い出の話"にはまだしたくないんですけれども……僕としては、急に「ライブやるぞ」と言われたら「おーっ」と言って、やるつもりではいます。区切りの今だ、というときにまた集まれたら、それはそれで楽しいんじゃないかなと思います。
あとは何より、始まりからちゃんとゴールテープまでを走り続けて、ゴールができたということが僕は嬉しいですし、皆さまもきっとそう思ってくれていると思います。
なので、ここから先はもう皆さまの出番ですよね。この前後に何があったのか補完するだったり、この後どうなったのかといったところを想像してもらったり。こういう物語って、そういうところで人の中で完成するのかなと思うので。
ぜひこれからも、皆さまの中で『華Doll*』を――花を育ててみたりなんかしてくれたら、エモいんじゃないかなって思います。……なんか、いいこと言ったふうに締めたくなくて、ふざけました(笑)。「それで花は完成します」みたいな格好つけたくなかったんです。ありがとうございました。
駒田:長い間ドラマシリーズをずっと追ってくださって、応援してくれた方々には本当に感謝しています。イベントも開催してきた中で、全部とても好評で、たくさんの人に見てもらって、来てもらって。地道に進めてきたコンテンツなので、皆さんの一つの"愛の形"が終結したというのが個人的に寂しい、そして嬉しい気持ちが大きいです。
本当にどのドラマをとっても、適当や手抜きが一切感じられない"密度の濃いもの"を最後まで送り届けられたんじゃないかなと思いますし、キャラクターとしての感情表現も、イチ役者としても非常にやりがいや良い経験を得られたと思うぐらい、無理やりではない自然な感情の動きが多かったです。
SF要素が少しある分、想像しなかった展開におかれた時の感情の動きとか、立ち回りとかもすごく面白くて、イチファンとしても、イチ演者としてもすごく充実した時間だったなと思いました。
完結したことによってパッケージが全部揃ったということは、新しく見始めてくれた人が一気に楽しめる。そういう良さもあると思いますし、これからまた"花の種"じゃないですけれど、ここから少しずつ広がっていくような気もします。
お話の中では「一つの応援する対象に対してどういう気持ちを抱くのか」「応援する対象にどうあってほしいのか」という、推し活が流行っている時代だからこそのテーマ性を持って送り届けた気がしています。
もう一度聞くことで、自分の中で思っていたことや「確かにな」「どうなんだろう」と考えるきっかけがまた生まれるのかなと思いますし、終結したことによって、より面白い・より楽しめるものになったのかなと思うと――『華Doll*』末恐ろしいと思いました。
本当に、楽曲を含めて非常に楽しい作品に関われて幸せです。これからもいっぱい咀嚼し直して、「いろんなものが込められてたんだな」と、パッケージ絵や歌詞、セリフ、色んなところに布石があったというのを、みんなで振り返るのもこれからの楽しみかなと思います。
土岐:全ての、『華Doll*』というコンテンツに関わってくれた人、そして聞いてくれた人たちに、ありがとうございました、という言葉をまずお伝えしたいなと思います。
やっぱり、心を穏やかにずっと聞いていられるコンテンツではなかったと思っていて。明るく楽しい部分があればあるほど、この話の根幹の暗い部分っていうものにも目を背けちゃいけなくなってきて。どんどん話の根幹に触れていくにつれて、Antholic全体が、この話の着地点をどの気持ちで迎えるんだろうって。多分大変だったろうな。
でも、このCDを最後まで聞いてくれて僕は本当に嬉しいし、言葉通り、あなたたちは最高のAntholicですっていう風に、僕も、ちょっと身勝手ではありますけれども、薫君の代わりに伝えさせていただいたきたいなって思います。
お話にもありましたが、別にだからといってここで「Anthos*」たちが終わるわけではないですし、彼らなりの選択をこれからもしていくと思います。花がまた芽吹くように、もしかしたらまた彼らをどこかで見られるかもしれない。わからないですけれども。
2019年あたりからスタートしてますから、6年間になるのかな。皆様と「Anthos*」と、そして我々運営チームが歩んできた6年間は、かけがえのない6年間だったなって僕も思っています。きっとその思いはみんなにもあると思うので、この思い出を、いつでもまた芽吹かせられるように、僕の中の種として大切にとっておこうかなと思います。僕も、またどこかで薫君を見られる日が来ますようにと思いつつ。
最後まで聞いてくださって、「Anthos*」を応援してくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
山下:本当に何よりも、まずはここまで応援してくださりありがとうございます。世の中にコンテンツが数多ある中で、無事に走りきれるっていうのはとても貴いことだなと思いますし、この最後を聞いた皆さまにとって特別な作品になったのでは、という自信も自負もあります。
「Are you a thinking reed?」あなたは考える葦ですか?って、この作品が常々テーマとして掲げていたことがふーっと染みているような感じがしています。作中の彼らと同じように、言われるがままじゃなくて自分で考えて自分で決断することっていうことの大切さを教えてくれていたような、描いてくれていたような作品だなって思います。 単純にコンテンツとして歌や芝居、キャラクターたちの魅力を楽しむのと共に、あなた方Antholic1人1人の人生にとってプラスになればいいなと思う次第であります。
個人的には眞紘とは二人三脚という形で収録から考えると足かけ6、7年やってきて。スタートもいわゆるコロナ禍のタイミングだったり直前かっていう時期だったので、激動のなか始まったコンテンツだなと思いつつ、気づけば眞紘が、彼らがそばにいて。会えば楽しい素敵なコンテンツっていうところで、ルーティーンみたいになっていたんですけれど、それがなくなるのかと思うとちょっと、やっぱり寂しさはありますね。
ただ、まだちょっとふわっとしているというか、実感がないっていうのが正直なところで。今の時点では、先々にイベントも控えておりますので、まだまだ頑張らねばっていうところもありますし。
この時代的に形として残って、たくさんの人に楽しんでもらえる余地があると思うので、まずは皆さんで完結を感じていただいて。忘れた頃にふっと思い出して曲を聴いて懐かしんでくれたりしたら、望外の喜びと言うか、関わってきたものにとっては幸せなのかなと思っております。
ライブ会場に来てくださったりだとか、日々CDやグッズなど買ってくださったりという、皆さんの応援のおかげでコンテンツがここまで走りきれたと思うので、本当に感謝でございます。 ぜひ引き続き、皆さまの人生の特別な1枚であるように願っております。ありがとうございました。
増田:今回のCDを聞いている方々は、本当にきっと最初からここまで応援し続けてくれて きた人たちだと思いますので。まずは感謝といいますか。
最初の時に、この結末を誰が想像していたのか、 というぐらい、本当に僕もアイドルとしての作品だと思って携わってきたら、アイドル作品の皮をかぶった話だという話も途中から出てきて。僕らも騙されていたような気持ちになったりとか。結末自体をどう捉えるかは、聞き手次第だと思いますので、皆さんの中で良い思い出になればいいなと思います。
いや、でもね、本当おとぎ話にはならなかったですね。僕は、最終的にはみんな分かりやすくハッピーエンドを迎えるものかな、と変な希望を持ってたんですけど。ちゃんとしっかりと「おとぎ話のような現実の話」でした。いつかまた、何かありましたらよろしくお願いします。
『華Doll*』原作者・R/0 メッセージ
本作を最終巻まで見届けていただき、そして今まで作品にたくさんの温かい応援をくださり、本当にありがとうございました。こうして完結を無事迎えられたのは、今までたくさんの方々の支えがあったからです。
『華Doll*』は、昨今のキャラクタービジネスでは描けない、または描かないようにしているタブー的なテーマにあえて踏み込む作品として、最初から最後まで一貫した覚悟とテーマ性を持って取り組んだ初めての作品です。
キャラクターを1人の人間として扱い、予定調和でもご都合主義でもなく、リアルやシリアスさを追求しながら、時に楽しく、時に不穏要素満載で「人間」のもつ美しさや醜さ、複雑な心の動きを丁寧に繊細に描く。これは、二次元キャラクターのエンタメビジネスというよりは、アートや芸術に近い考え方なのではないかなと思っています。
題材が「アイドル」なのであれば、キラキラした世界観で、皆さんに夢や希望を与える存在として描かれるべき。そういう世間から抱かれるイメージや高い理想像から外れた姿をドラマの中で見せる彼らに、皆さんはどのような印象を抱いたでしょうか。
恐らく賛否は強く分かれると思います。そして、そこがこの作品の狙いでもあります。視聴者側が彼らの中に見出した理想と、彼ら本来の姿とのギャップ。徐々に暴かれていくバックグラウンドや吐露される本音と矛盾した建前。様々なシーンから、何故なのか?どうしてなのか?を考察し、作品を通して提供される情報を自身で咀嚼しながら、理解できないものをどう考えるか。その思考の先にこそ、この作品のテーマがあると私は考えます。
そしてそれは、たとえ物語が進行する過程で、生み出したキャラクター達や設定に良い悪い様々な印象を抱かれたとしても、引かずに描き切らなければならない信念でもありました。そうして私は、たった1人にでも伝わる何かがあれば、何かの救いになればと願いながら、この難解な芸術に7年間真摯に向き合ってきたのです。
最後に、大事なことなのでお伝えさせていただきますが、打ち切りではないです(笑)。これは始めから終わりを決めてスタートした作品で、私は、私の創ろうとした『華Doll*』という物語をラストまで描き切りました。その上で、もし物足りなさを感じている方がいれば、それはこの作品をもう一度最初から楽しむチャンスです。
公式から提供したドラマや映像、CDデザイン、冊子、キャラクター達の言葉など、どれをとっても意味のないものなど一つもありません。それらを振り返り、まだ見つけられていない新たな発見や解釈を探し求めて、終わりのない思考の旅を楽しんでみてください。そこには伏線や考察要素だけでなく、制作スタッフや作家・クリエイターのみなさん、キャストのみなさんの7年分の愛情や想いもたくさん詰め込まれています。
以前、Loulou*diのファイナルアルバム『CHOOSE』のインタビューでもお話ししたように、作品の性質上、また、彼らを人間として扱う以上"あえて描かない"を選択した部分にはそれなりの理由があります。そこに囚われ、無い余白について評価したり、空想の人形遊びを楽しむ前に、まずはそこにある真実を頼りに作品や彼らを理解しようとしていただけたら幸いです。
そして、どうかこの作品やそこに生きるキャラクター達が、僅かにでもみなさんの心や記憶の片隅に残りますように。今作は無事完結を迎えましたが、みなさんがLoulou*diやAnthos*を忘れない限り、そしてメンバーの誰かが生き続けている限り、物語は続いていくのですから。
それでは、考える葦のみなさん、Loumiel、Antholic、また会う日までのお別れを。
いつか時が来たら、約束の上で生き続けることを選んだ彼らの人生の続きも書きたいですね。
R/0
『華Doll*』は、昨今のキャラクタービジネスでは描けない、または描かないようにしているタブー的なテーマにあえて踏み込む作品として、最初から最後まで一貫した覚悟とテーマ性を持って取り組んだ初めての作品です。
キャラクターを1人の人間として扱い、予定調和でもご都合主義でもなく、リアルやシリアスさを追求しながら、時に楽しく、時に不穏要素満載で「人間」のもつ美しさや醜さ、複雑な心の動きを丁寧に繊細に描く。これは、二次元キャラクターのエンタメビジネスというよりは、アートや芸術に近い考え方なのではないかなと思っています。
題材が「アイドル」なのであれば、キラキラした世界観で、皆さんに夢や希望を与える存在として描かれるべき。そういう世間から抱かれるイメージや高い理想像から外れた姿をドラマの中で見せる彼らに、皆さんはどのような印象を抱いたでしょうか。
恐らく賛否は強く分かれると思います。そして、そこがこの作品の狙いでもあります。視聴者側が彼らの中に見出した理想と、彼ら本来の姿とのギャップ。徐々に暴かれていくバックグラウンドや吐露される本音と矛盾した建前。様々なシーンから、何故なのか?どうしてなのか?を考察し、作品を通して提供される情報を自身で咀嚼しながら、理解できないものをどう考えるか。その思考の先にこそ、この作品のテーマがあると私は考えます。
そしてそれは、たとえ物語が進行する過程で、生み出したキャラクター達や設定に良い悪い様々な印象を抱かれたとしても、引かずに描き切らなければならない信念でもありました。そうして私は、たった1人にでも伝わる何かがあれば、何かの救いになればと願いながら、この難解な芸術に7年間真摯に向き合ってきたのです。
最後に、大事なことなのでお伝えさせていただきますが、打ち切りではないです(笑)。これは始めから終わりを決めてスタートした作品で、私は、私の創ろうとした『華Doll*』という物語をラストまで描き切りました。その上で、もし物足りなさを感じている方がいれば、それはこの作品をもう一度最初から楽しむチャンスです。
公式から提供したドラマや映像、CDデザイン、冊子、キャラクター達の言葉など、どれをとっても意味のないものなど一つもありません。それらを振り返り、まだ見つけられていない新たな発見や解釈を探し求めて、終わりのない思考の旅を楽しんでみてください。そこには伏線や考察要素だけでなく、制作スタッフや作家・クリエイターのみなさん、キャストのみなさんの7年分の愛情や想いもたくさん詰め込まれています。
以前、Loulou*diのファイナルアルバム『CHOOSE』のインタビューでもお話ししたように、作品の性質上、また、彼らを人間として扱う以上"あえて描かない"を選択した部分にはそれなりの理由があります。そこに囚われ、無い余白について評価したり、空想の人形遊びを楽しむ前に、まずはそこにある真実を頼りに作品や彼らを理解しようとしていただけたら幸いです。
そして、どうかこの作品やそこに生きるキャラクター達が、僅かにでもみなさんの心や記憶の片隅に残りますように。今作は無事完結を迎えましたが、みなさんがLoulou*diやAnthos*を忘れない限り、そしてメンバーの誰かが生き続けている限り、物語は続いていくのですから。
それでは、考える葦のみなさん、Loumiel、Antholic、また会う日までのお別れを。
いつか時が来たら、約束の上で生き続けることを選んだ彼らの人生の続きも書きたいですね。
R/0
To Our Overseas Fans,
Good day, I’m R/0, the original author of HANA-Doll.
Thank you from the bottom of my heart for following this work all the way to its final volume, and for the many years of warm and heartfelt support you have given it. This work was able to reach its conclusion only because of the support of so many fans across national borders. I offer my deepest gratitude to every single one of you.
HANA-Doll is the first project I have worked on from beginning to end with a consistent sense of resolve and a clear thematic intention—one that deliberately steps into taboo subjects that modern character-based entertainment often cannot, or chooses not to, depict.
By treating each character as a human being rather than a convenient narrative device, avoiding predictable outcomes or contrived storytelling, and pursuing realism and seriousness, the work carefully and delicately portrays the beauty and ugliness of humanity, as well as the complex movements of the human heart—sometimes joyfully, and at other times with an overwhelming sense of unease. I believe this approach is closer to art than to typical character-driven entertainment.
Because the subject matter is “idols,” they are generally expected to be portrayed as shining figures who offer dreams and hope within a glamorous world. What impressions did you have when you saw them depicted in ways that diverged from those widely held images and lofty ideals?
I imagine opinions are strongly divided—and that is one of this work’s intentions. The gap between viewers’ ideals and who they truly are; the backgrounds that are gradually uncovered; the contradictions between the truths they confess and the façades they maintain. Through these various scenes, the work invites you to ask why and how, to contemplate, to digest the information presented, and to consider how to face what may not be easily understood. I believe it is at the end of that line of thought that the true theme of this work resides.
For that reason, even if the story’s progression led some to form both positive and negative impressions of the characters and settings I created, it was a conviction I could not abandon—I had to see it through without flinching. For seven years, I faced this challenging form of artistic expression with sincerity, hoping that if it reached even one person, or became some small form of solace, it would be worth it.
Lastly, because it is important to say this clearly: this was not a cancellation. This project began with its ending already decided, and I have fully told the story of HANA-Doll as I intended it, all the way to the end. If any of you feel a sense of incompleteness, then I hope you will take it as an opportunity to experience the work once more from the beginning.
There is nothing provided officially—whether drama tracks, music videos, CD designs, booklets, or the words spoken by the characters themselves—that is without meaning. I invite you to revisit them, to search for new discoveries and interpretations you may not yet have found, and to enjoy an endless journey of thought. Within them are not only foreshadowing and material for analysis, but also seven years’ worth of love and passion from the production staff, writers, creators, and cast.
As I mentioned previously in an interview for Loulou*di’s final album CHOOSE, due to the nature of this work—and because the characters are treated as human beings—there are elements that were intentionally left undepicted, and there are reasons for that choice. Rather than becoming fixated on what is absent, or judging the work based on imagined gaps, I would be grateful if you would first try to understand the work and the characters by trusting the truths that are already there.
And finally, I hope that this work, and the characters who live within it, will remain—even if only faintly—in a corner of your hearts and memories. While this story has reached its conclusion, as long as you remember Loulou*di and Anthos*, and as long as even one of the members continues to live on in your hearts, the story itself will continue.
So then, to all you thinking reeds, to the Loumiel, and to the Antholic—this is goodbye, until the day we meet again. When the time comes, I would love to write the continuation of the lives of those who chose to go on living, bound by their promise.
Good day, I’m R/0, the original author of HANA-Doll.
Thank you from the bottom of my heart for following this work all the way to its final volume, and for the many years of warm and heartfelt support you have given it. This work was able to reach its conclusion only because of the support of so many fans across national borders. I offer my deepest gratitude to every single one of you.
HANA-Doll is the first project I have worked on from beginning to end with a consistent sense of resolve and a clear thematic intention—one that deliberately steps into taboo subjects that modern character-based entertainment often cannot, or chooses not to, depict.
By treating each character as a human being rather than a convenient narrative device, avoiding predictable outcomes or contrived storytelling, and pursuing realism and seriousness, the work carefully and delicately portrays the beauty and ugliness of humanity, as well as the complex movements of the human heart—sometimes joyfully, and at other times with an overwhelming sense of unease. I believe this approach is closer to art than to typical character-driven entertainment.
Because the subject matter is “idols,” they are generally expected to be portrayed as shining figures who offer dreams and hope within a glamorous world. What impressions did you have when you saw them depicted in ways that diverged from those widely held images and lofty ideals?
I imagine opinions are strongly divided—and that is one of this work’s intentions. The gap between viewers’ ideals and who they truly are; the backgrounds that are gradually uncovered; the contradictions between the truths they confess and the façades they maintain. Through these various scenes, the work invites you to ask why and how, to contemplate, to digest the information presented, and to consider how to face what may not be easily understood. I believe it is at the end of that line of thought that the true theme of this work resides.
For that reason, even if the story’s progression led some to form both positive and negative impressions of the characters and settings I created, it was a conviction I could not abandon—I had to see it through without flinching. For seven years, I faced this challenging form of artistic expression with sincerity, hoping that if it reached even one person, or became some small form of solace, it would be worth it.
Lastly, because it is important to say this clearly: this was not a cancellation. This project began with its ending already decided, and I have fully told the story of HANA-Doll as I intended it, all the way to the end. If any of you feel a sense of incompleteness, then I hope you will take it as an opportunity to experience the work once more from the beginning.
There is nothing provided officially—whether drama tracks, music videos, CD designs, booklets, or the words spoken by the characters themselves—that is without meaning. I invite you to revisit them, to search for new discoveries and interpretations you may not yet have found, and to enjoy an endless journey of thought. Within them are not only foreshadowing and material for analysis, but also seven years’ worth of love and passion from the production staff, writers, creators, and cast.
As I mentioned previously in an interview for Loulou*di’s final album CHOOSE, due to the nature of this work—and because the characters are treated as human beings—there are elements that were intentionally left undepicted, and there are reasons for that choice. Rather than becoming fixated on what is absent, or judging the work based on imagined gaps, I would be grateful if you would first try to understand the work and the characters by trusting the truths that are already there.
And finally, I hope that this work, and the characters who live within it, will remain—even if only faintly—in a corner of your hearts and memories. While this story has reached its conclusion, as long as you remember Loulou*di and Anthos*, and as long as even one of the members continues to live on in your hearts, the story itself will continue.
So then, to all you thinking reeds, to the Loumiel, and to the Antholic—this is goodbye, until the day we meet again. When the time comes, I would love to write the continuation of the lives of those who chose to go on living, bound by their promise.




